
海で数時間釣りをすると、鼻や頬だけでなく、耳の横やあご下、首の後ろまで日焼けしやすくなります。日焼け止めだけで塗り残しや塗り直しが気になるなら、釣り用フェイスガードを併用するのが実用的です。
選ぶときの結論は、UPF50+を目安に、鼻・頬・耳・首まで覆え、口元が呼吸しやすく、吸水速乾性のあるものを優先すること。偏光グラスを使う人は、口元の通気孔や立体構造、耳掛けの有無まで見ると失敗が減ります。
ただし、フェイスガードだけですべての紫外線を防げるわけではありません。帽子、偏光グラス、日焼け止め、長袖と組み合わせ、暑さを感じたら日陰で外して休憩することも大切です。この記事では、宮城の堤防・サーフ・船釣りを想定して、蒸れにくい選び方と使い方をまとめます。
釣りでフェイスガードが役立つ理由
釣りは、屋外に長時間とどまりやすく、場所によっては日陰もほとんどありません。海面からの反射光もあるため、正面からの日差しだけを避けても、顔まわりの露出部分には紫外線が当たります。紫外線の浴びすぎを防ぐ方法として、帽子、衣服、日焼け止めなど複数の対策を組み合わせることが示されています。
- キャップでは隠れにくい頬・耳・首を覆える
- 日焼け止めが汗や海水で落ちたときの補助になる
- 朝から昼までの長い釣行でも肌の露出を減らせる
- 砂ぼこり、潮風、小さな虫が顔に当たる不快感も抑えやすい
とくに石巻、女川、牡鹿半島周辺では、堤防でも磯でも風向きが変わりやすく、日差しが強い日は首まわりが思った以上に焼けます。帽子のつばで顔の上半分を隠し、フェイスガードで鼻から首を覆うと、対策の隙間を小さくできます。
日焼けしにくく快適なフェイスガードの選び方
1.UPF50+を目安にする
フェイスガードの紫外線対策性能は、UPF表示で比べると分かりやすくなります。長時間の海釣りに使うなら、まずUPF50+の表示があるものを候補にしましょう。色や厚みだけで判断せず、メーカーが明示している数値を確認するのが確実です。
一方で、UPFが高くても、生地がずれて頬や耳が出てしまえば意味が薄れます。性能表示と同じくらい、実際のカバー範囲とフィット感を重視してください。
2.鼻・耳・首まで覆える長さを見る
焼けやすいのに見落としやすいのが、耳の上側、あご下、首の横と後ろです。筒状のネックゲイターを鼻まで引き上げるだけのタイプは手軽ですが、キャストや首振りで下がることがあります。耳掛け付き、裾が広がった形、後頭部まで覆う形なら位置を保ちやすくなります。
| 形状 | 向いている釣り | 注意点 |
|---|---|---|
| 筒状ネックゲイター | 短時間の堤防、朝夕の釣り | 鼻からずり落ちないか確認 |
| 耳掛け付きフェイスカバー | サーフ、エギング、ショアジギング | 耳掛けがきつすぎないものを選ぶ |
| フルフェイス型 | 長時間の磯・船釣り | 口元の通気性と着脱のしやすさを確認 |
| フード一体型 | 首後ろまで広く覆いたい場面 | 帽子やライフジャケットとの干渉に注意 |
3.口元の通気性と偏光グラスの曇りにくさを確認する
夏の釣りで一番差が出るのは、呼吸した空気をどこへ逃がすかです。口と鼻の前に空間がある立体構造、通気孔やメッシュがあるタイプは、密着する一枚布より呼吸が楽になりやすく、偏光グラスの曇りも抑えやすくなります。
偏光グラスが曇る場合は、フェイスガード上端をレンズの下に深く差し込まないこと、鼻の横から息が上へ抜けない位置に調整することがポイントです。実際に帽子とグラスを着けた状態で試着すると、単体で着けたときには分からない干渉を見つけられます。
4.吸水速乾・接触冷感・ストレッチを見る
汗を吸ったまま乾きにくい生地は、肌に張り付き、首を動かすたびに不快になりがちです。吸水速乾素材は汗を逃がしやすく、接触冷感素材は着け始めのひんやり感を得やすいのが利点です。さらにストレッチ性があれば、キャストや魚を取り込むときもつっぱりにくくなります。
ただし「冷感」と書かれていても、風がなく湿度が高い日は暑く感じます。冷感表示だけに頼らず、薄さ、メッシュ位置、口元の開放性を合わせて見てください。
5.淡い色と洗いやすさを優先する
黒や濃色は汚れが目立ちにくい反面、真夏の直射日光では熱を感じやすいことがあります。日中の釣りが中心なら、ライトグレー、ブルー、ベージュなど淡い色も候補です。潮や汗が付くため、洗濯表示を確認し、帰宅後に気軽に洗えるものを選びましょう。
釣り方別に合う形を選ぶ
堤防のサビキ・ちょい投げ
家族釣りや短時間の堤防釣りなら、着脱が簡単な耳掛け付きカバーが扱いやすいです。飲み物を飲むときにすぐ下げられ、子どもの仕掛け直しで動き回ってもずれにくい形が向いています。首の後ろが短い製品は、つばの広い帽子やフード付きUVパーカーで補います。
サーフ・ショアジギング・エギング
キャスト回数が多い釣りでは、耳掛け付きでストレッチ性があり、裾がウェアの襟元まで届くタイプが快適です。歩いてポイントを探すサーフでは汗をかきやすいため、口元メッシュと吸水速乾性を優先します。顔を横に向けても首の生地が引っ張られないかも確認してください。
磯・船釣り
日差しを避けにくい磯や船では、耳から首後ろまで広く覆うフルフェイス型が便利です。船上では風で帽子やカバーがずれやすいため、キャップとの重ね方や耳掛けの安定感を確認します。救命胴衣の襟や膨張部分を覆ったり、作動を妨げたりしないよう、装備同士の干渉にも注意してください。
公式情報で確認できる釣り用フェイスガードの例
ここでは「どれが一番」と決めるのではなく、選び方の基準が分かる代表例を挙げます。価格や在庫は変わるため、購入前に販売ページで確認してください。
シマノ フェイスマスク AC-001Z
UPF50+、吸水速乾、接触冷感、ストレッチに加え、口元の空気孔と立体構造、耳掛け付きの仕様です。偏光グラスの曇りや、キャスト中のずり落ちが気になる人にオススメのモデルです。
シマノ フルフェイスマスク AC-000Z
フルフェイスマスク AC-000Zは、耳、鼻、首まわりまで広く覆いたい人向けの形です。UPF50+で、前面の通気孔により呼吸やグラスの曇りにも配慮されています。露出をできるだけ減らしたい長時間釣行で比較候補になります。
ダイワ最新2026春夏 ICEDRY フェイスカバー3機種
ダイワの2026春夏フィッシングアパレルでは、ICEDRYシリーズのフェイスカバー3機種が現行ラインアップとして掲載されています。いずれも2026年4月に新色が追加され、UVケア、接触冷感、吸水速乾、遮熱、ストレッチを共通の選択軸にできます。
| モデル | 形状と特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| DA-9425 ICEDRY バラクラバフェイスカバー | キャップの上からでも下からでも使える2WAY。頭部から首まで広く覆う | 長時間の磯・船釣りで露出を減らしたい人 |
| DA-9625 ICEDRY メッシュフェイスカバー | 口元メッシュと頭部の滑り止めを備え、呼吸とずり落ちに配慮 | サーフやショアジギングで通気性を重視する人 |
| DA-9725 ICEDRY ネック&フェイスカバー | 顔から首を覆うシンプルなストレッチタイプ | 堤防や短時間釣行で着脱の手軽さを重視する人 |
最新ラインアップの中で、日焼け対策を最優先するならカバー範囲の広いDA-9425、呼吸のしやすさを重視するならメッシュ仕様のDA-9625、手軽さならDA-9725という見方ができます。価格やカラー、在庫は変動するため、購入前に公式ページや販売店で確認してください。
日焼け対策はフェイスガードだけで完結させない
フェイスガードを着けても、目の周り、額、耳の一部、襟との境目が露出する場合があります。次の装備を組み合わせると、塗り残しや隙間を減らせます。
- つばのある帽子:顔上部と頭部への直射日光を減らす
- UVカット表示のある偏光グラス:水面のまぶしさを抑え、目の周りを覆う
- 日焼け止め:目元、耳、フェイスガードとの境目、手の甲など露出部に使う
- 長袖・アームカバー:手首との隙間ができない長さを選ぶ
- 休憩と日陰:日差しが強い時間帯に無理を続けない
日焼け止めは、汗や水への強さ、肌との相性、塗り直し方法が製品によって異なります。使用量や塗り直しは、購入した製品の表示に従ってください。
アネッサは最強です。いろんな日焼け止めを試しましたが、これにかなう商品は少ないです。
ウォータープルーフなので海で水が掛かっても安心です
暑さと息苦しさを感じたときの注意
フェイスガードは紫外線対策の装備であり、熱中症を防ぐ装備ではありません。風が弱く湿度が高い日、炎天下の堤防や船上では、顔を覆うこと自体が暑さにつながる場合があります。
- 息苦しさや強い暑さを感じたら、安全な日陰で外す
- こまめに水分を取り、長時間連続で釣り続けない
- 頭痛、めまい、吐き気、反応がおかしいなどの異変を軽く見ない
- 暑さ指数や熱中症警戒情報を釣行前に確認する
暑い日の行動判断は、環境省の熱中症予防情報サイトも確認してください。フェイスガードを濡らして使う場合は、メーカーが濡らしての使用を認めているか、視界や呼吸を妨げないかを必ず確認しましょう。
熱中症対策としてポカリの900mlを冷凍庫でカチカチに凍らせておき、それをクーラーボックスに忍ばせておくと、水分補給もいいですし、クーラーも冷えるので一石二鳥です
釣行後の洗い方と長持ちさせるコツ
フェイスガードには汗、日焼け止め、潮が付きます。放置すると臭いやべたつきが残り、生地の伸びや通気性にも影響します。帰宅後は製品の洗濯表示を確認し、できるだけ早く手入れしましょう。
- 真水で汗と塩分を軽く流す
- 面ファスナーやファスナーのある衣類とは分ける
- 強く絞らず、形を整えて陰干しする
- 通気孔や耳掛けの伸び、縫い目のほつれを確認する
- 生地が薄くなったり、ずれやすくなったら交換を検討する
購入前に確認したいチェックリスト
- UPF50+など紫外線対策性能が明記されている
- 鼻・頬・耳・首の必要な範囲を覆える
- 口元に通気孔、メッシュ、立体構造のいずれかがある
- 吸水速乾性とストレッチ性がある
- 帽子、偏光グラス、ライフジャケットと干渉しない
- 飲水時にすぐ下げられ、現場で着脱しやすい
- 自宅で洗いやすく、替えを用意しやすい
まとめ|釣り用フェイスガードはカバー範囲と通気性で選ぶ
釣りの日焼け対策でフェイスガードを選ぶなら、UPF50+だけで決めず、鼻・耳・首までのカバー範囲、口元の通気性、偏光グラスの曇りにくさ、吸水速乾性を確認しましょう。短時間の堤防なら耳掛け付き、長時間の磯や船ならフルフェイス型など、釣り方に合う形を選ぶと使い続けやすくなります。
帽子や日焼け止めと組み合わせ、暑いときは無理に着け続けないことも重要です。釣行前に実際の帽子と偏光グラスを合わせて試し、顔を左右に動かしてもずれず、自然に呼吸できる一枚を選んでください。




















