
ダイワのイカメタルロッドをエメラルダスでそろえようとすると、X、MX、AIR、EXの4シリーズに加えて、N、K、OR、ベイト、スピニングまで出てきます。最初に見るべきなのは価格よりも、乗る船でよく使うスッテ号数と、バーチカル中心かオモリグ中心かです。
もし初めての1本ならエメラルダス X IM 65LB-S・J、長く使うミドルクラスならMX N65LB-S・W、軽さ重視ならAIR N65LB-S、感度まで詰めるならEX N65ULB-SMTやK60LB-SMTが選びやすいです。
オモリグ中心なら、短い船や取り回し重視はOR63MLS、船べりが高い乗合船やロングリーダー重視はOR70MLSを先に見ます。
この記事では、2026年7月8日時点でダイワ公式のイカメタルカテゴリに掲載されているエメラルダス4シリーズ、合計35モデルをスペック順に比較します。
目次
ダイワ イカメタルロッド エメラルダスはこう選ぶ!
| 読者の状況 | 見たいモデル | 理由 |
|---|---|---|
| 初めて1本買う | エメラルダス X IM 65LB-S・J、予算を少し上げるならMX N65LB-S・W | 8-30号を中心に扱いやすく、ベイトリールで水深を合わせる基本を覚えやすい |
| 長く使う中核機が欲しい | エメラルダス MX N65LB-S・W / MX K60LB-S・W | 価格を抑えつつ、Xより軽く番手も細かく選べる |
| 軽さと疲れにくさを優先 | エメラルダス AIR IM N65LB-S / AIR K60LB-S | 70g台前半の軽さで、夜通し誘う釣りの負担を減らしやすい |
| 感度と所有感まで欲しい | エメラルダス EX イカメタル | AGS、SMT、SMTT、TGなど、穂先とガイドまわりまでハイエンド仕様 |
| オモリグ中心 | 短い船ならOR63MLS、船べりが高い・ロングリーダーならOR70MLS | 10-40号の重いリグをキャストして扱う前提で選ぶ |
20-30号中心ならLクラス、30-40号も普通に使うならMLやORを見ます。軽さだけで選ぶと重いスッテをつかう海では操作がしにくく、硬さだけで選ぶと、小さいアタリが感じづらくなります
エメラルダス 現行ラインナップは4シリーズ・全35モデル
ダイワ公式のイカメタル製品一覧では、エメラルダス X、MX、AIR、EXの4シリーズが掲載されています。個別アイテムを製品スペック表で数えると、Xが6本、MXが12本、AIRが8本、EXが9本で、合計35モデルです。
| シリーズ | モデル数 | 標準自重の目安 | ざっくりした役割 |
|---|---|---|---|
| エメラルダス X IKAMETAL | 6本 | 88-100g | 2026年5月発売の入門シリーズ。価格を抑えて専用ロッドに入れる |
| エメラルダス MX イカメタル | 12本 | 72-86g | ミドルベーシック。番手数が多く、GSやスーパーショートも選べる |
| エメラルダス AIR イカメタル | 8本 | 67-79g | 軽さ重視。N/K/ORをそろえ、メインロッドにしやすい |
| エメラルダス EX イカメタル | 9本 | 73-90g | フラッグシップ。AGS、SMT/SMTT、TGなど感度と作り込みを重視 |
全体の考え方はシンプルです。低スペック順に見ると、Xはまず専用ロッドに入るシリーズ、MXは番手を細かく選べるミドルクラス、AIRは軽さで釣り続けるシリーズ、EXは感度と作り込みまで求める人向けです。
N・K・ORとベイト・スピニングの読み方
エメラルダスのイカメタルは、シリーズ名より先に調子の記号を理解した方が早いです。Nは乗せ、Kは掛け、ORはオモリグ。ここを外すと、上位モデルを買っても釣り方と合わないことがあります。
| 表記 | 意味 | 特徴 | 向いている場面 |
|---|---|---|---|
| N | 乗せ | しなやかにスッテを安定させ、穂先の変化でアタリを見る調子 | 待つ釣り、低活性、まず基本を覚える1本 |
| K | 掛け | 誘いと止めをはっきり出し、違和感を掛けにいく調子 | 手返しよく攻める、浅ダナ、細かく操作したい日 |
| OR | オモリグ | 重いリグと長めのリーダーをキャストして扱うための設計 | 山陰・丹後・日本海側のオモリグ、30-40号クラス |
| B | ベイト | カウンター付きリールと相性がよく、水深管理をしやすい | バーチカル中心のイカメタル、初めての1本 |
| S | スピニング | 軽いスッテのフリーフォールやキャストで広く探りやすい | オモリグ、カーブフォール、横方向に探る釣り |
1本目は、カウンター付きベイトリールと合わせるベイトモデルが扱いやすいです。スピニングは、軽いスッテを素早く落としたい時や、オモリグで横方向に探る時に強くなります。
全35モデル早見表
細かいスペックを見る時は、号数と自重を先に見ます。シリーズ名が違っても、使えるスッテ号数が同じなら近い役割で比較できます。
| シリーズ | モデル | 役割 | スッテ | 自重 |
|---|---|---|---|---|
| X | 65ULB-S・J | 乗せ寄り・柔らかめベイト | 5-25号 | 88g |
| X | 65LB-S・J | 万能ベイト | 8-30号 | 90g |
| X | 65MLB-S・J | 重め対応ベイト | 10-40号 | 91g |
| X | 65LS-S・J | スピニング | 8-30号 | 90g |
| X | OR63MLS-S・J | オモリグ・短めスピニング | 10-40号 | 96g |
| X | OR70MLS-S・J | オモリグ・7ftスピニング | 10-40号 | 100g |
| MX | N60ULB-S・W | 乗せ・王道ベイト | 5-25号 | 77g |
| MX | K410LB-S・W | 掛け・スーパーショート | 8-30号 | 72g |
| MX | K56ULB-S・W | 掛け・ショート繊細 | 5-25号 | 75g |
| MX | N65LB-S・W | 乗せ・万能ベイト | 8-30号 | 80g |
| MX | K60LB-S・W | 掛け・標準ベイト | 8-30号 | 78g |
| MX | K60LS-S・W | 掛け・スピニング | 8-30号 | 77g |
| MX | K60MLB-S・W | 掛け・40号対応 | 10-40号 | 80g |
| MX | OR63MLB-S・W | オモリグ・ベイト | 10-40号 | 82g |
| MX | OR63MLS-S・W | オモリグ・短めスピニング | 10-40号 | 80g |
| MX | OR70MLS-S・W | オモリグ・7ftスピニング | 10-40号 | 86g |
| MX | K56ULB-GS・W | 掛け・グラスソリッド | 5-25号 | 75g |
| MX | N65LB-GS・W | 乗せ・グラスソリッド | 8-30号 | 81g |
| AIR | N65ULB-S | 乗せ・柔らかめベイト | 5-25号 | 70g |
| AIR | K410LB-S | 掛け・スーパーショート | 8-30号 | 67g |
| AIR | N65LB-S | 乗せ・万能ベイト | 8-30号 | 71g |
| AIR | K60LB-S | 掛け・標準ベイト | 8-30号 | 73g |
| AIR | OR63MLB-S | オモリグ・ベイト | 10-40号 | 73g |
| AIR | OR63MLS-S | オモリグ・短めスピニング | 10-40号 | 73g |
| AIR | K510MLB-S | 掛け・パワー系ショート | 10-40号 | 70g |
| AIR | OR70MLS-S | オモリグ・7ftスピニング | 10-40号 | 79g |
| EX | N56ULB-SMT | 乗せ・ショートベイト | 5-25号 | 74g |
| EX | K56ULB-SMT | 掛け・ショートベイト | 5-25号 | 74g |
| EX | N65ULB-SMT | 乗せ・標準ベイト | 5-25号 | 75g |
| EX | N65ULS-SMT | 乗せ・スピニング | 5-25号 | 73g |
| EX | K60LB-SMT | 掛け・標準ベイト | 8-30号 | 77g |
| EX | N67LB TG | 乗せ・柔軟フルソリッド | 8-30号 | 90g |
| EX | OR63MLB-SMT | オモリグ・ベイト | 10-40号 | 78g |
| EX | OR63MLS-SMTT | オモリグ・短めスピニング | 10-40号 | 77g |
| EX | OR70MLS-SMTT | オモリグ・7ftスピニング | 10-40号 | 80g |
ダイワ エメラルダス シリーズ別の特徴と違い
エメラルダス X IKAMETAL:最初の専用ロッドに入りやすい
Xは2026年5月発売の入門シリーズです。メーカー希望本体価格が6本すべて19,800円でそろっているので、初めて専用ロッドを買う時やサブロッドを足す時に選びやすいです。ブレーディングX、Kガイド、見やすいティップカラーなど、基本部分はイカメタル専用としてまとめられています。
弱点は、上位シリーズと比べると自重がやや重いことです。とはいえ、65LB-S・Jなら8-30号、65MLB-S・JやOR系なら10-40号まで見られるので、船宿の指定号数に合わせた番手選びはしやすいです。
エメラルダス MX イカメタル:番手で細かく選べる中核
MXは、これから何度もイカメタルへ行く人に適したシリーズです。
12モデルあり、N、K、ORに加えてGSのグラスソリッド系やK410のスーパーショートも選べます。ZERO-SEATやエアセンサーシートなど、上位機種に近い使い心地を狙った構成になっています。
個人的には、最初の1本を少し長く使いたいならXよりMXを選びます。N65LB-S・Wは8-30号の標準、K60LB-S・Wは掛け寄りの標準、K60MLB-S・WやOR系は重い号数やオモリグ寄りです。
エメラルダス AIR イカメタル:軽さを優先するメインロッド
AIRは名前の通り、軽さが大きな魅力です。N65ULB-Sが70g、N65LB-Sが71g、K410LB-Sは67gと、夜通し誘う釣りで腕の負担を減らしやすい数字です。穂先はメガトップ系で、軽さと目感度のバランスを取りたい人に合います。長く釣りをしても腕への負担が最小限で済みます
エメラルダス EX イカメタル:イカメタルの最高峰
EXはダイワ イカメタルロッドのフラッグシップです。AGS、X45フルシールド、V-JOINTα、SMT、SMTT、TGなど、穂先・ガイド・ブランクの作り込みまで上位仕様でまとめられています。小さいアタリを目で見たい、手元に出る違和感まで確実に拾いたい、という人が狙うシリーズです。
イカメタル・オモリグなど釣り方別のおすすめ番手
バーチカル中心なら65LB前後が基準
カウンター付きベイトリールで水深を合わせ、船の下を縦に探るなら、65LB前後が基準です。Xなら65LB-S・J、MXならN65LB-S・W、AIRならN65LB-S、EXならN65ULB-SMTやK60LB-SMTを比較します。
軽いスッテ中心ならUL、重い日はMLを先に見る
20号前後の軽いスッテが多い日はULBが気持ちよく使えます。30号前後をよく使うならLB、40号クラスも想定するならMLBやORを見た方が安心です。日本海側の夜焚きでも、日によって号数が変わるので、予約時に船宿へ聞くのが一番確実です。
オモリグはOR63とOR70を船の高さで選ぶ
OR63MLSは取り回しがよく、小型船や混み合う乗合船で使いやすいです。OR70MLSは7ftの長さがあり、船べりが高い船やロングリーダーを扱う場面でメリットがあります。迷ったら、乗る船のスタイルを基準にしてください。
目的別に見たい代表3本
全35モデルを見比べても迷う時は、まず次の3本を基準にすると整理しやすいです。ここで紹介するのは役割の基準で、実際に買う時は乗る船の推奨号数と販売店の在庫を確認してください。
ダイワ エメラルダス X IM 65LB-S・J
初めての1本として見せやすい入門候補です。8-30号対応で、カウンター付きベイトリールと合わせて水深を刻む基本を覚えやすい番手です。
価格を抑えて専用ロッドに入りたい人、年に数回の夜焚きイカやサブロッドを探す人に向きます。
ダイワ エメラルダス MX IKAMETAL N65LB-S・W
Xより少し上の中核候補です。20-30号クラスを中心に使いやすく、釣行回数が増える人のメインロッドとして提案しやすいモデルです。
最初から少し長く使うつもりなら、XよりMXを見た方が買い替えまでの余裕を作りやすいです。
ダイワ エメラルダス AIR IM OR70MLS-S
オモリグ中心の遠征用候補です。7ftのスピニングORで、ロングリーダーや船べりが高い乗合船を想定する人に向きます。
山陰・丹後方面のオモリグや、日本海側の夜焚きで横方向に探りたい人が比較候補に入れたい番手です。
買う前に確認したい注意点
- 船宿の推奨号数を先に確認する。20-30号中心か、30-40号も多いかで選ぶ番手が変わります。
- ベイトとスピニングを混同しない。水深管理を楽にしたいならベイト、キャストやオモリグ中心ならスピニングを見ます。
- 軽さだけで決めない。軽くても、使うスッテ号数に合わなければ操作感は落ちます。
- ORは通常のイカメタル番手とは役割が違います。オモリグや高重量リグ前提で選ぶ番手です。
よくある質問
まとめ:価格ではなく釣り方から選ぶ
- ダイワのエメラルダス イカメタルロッドは、現行4シリーズ・全35モデルで選べます。
- 最初の1本はX 65LB-S・J、長く使う中核はMX N65LB-S・W、軽さ重視はAIR、感度重視はEXが見やすいです。
- Nは乗せ、Kは掛け、ORはオモリグ。ここを先に決めると失敗しにくくなります。
- 20-30号中心ならL、40号クラスも使うならMLやORを見ます。




















