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メタルジグで脂バチバチの寒ブリを狙おう!
寒ブリは冬の味覚の代表格!とにかく脂がのっていて非常に美味な魚です。冬の海に潜む寒ブリは、釣り人にとって一年で最も熱いターゲットです。
そして海のスプリンターと呼ばれるほどに凄いパワーを持っており、その強烈な引きは多くの釣り人を魅了しています。強烈な引きを味わうためには、シーズンや水深に合ったメタルジグ選びが欠かせません。
この記事では、寒ブリがガチで“釣れるジグ”を厳選して紹介します。
メタルジグの選び方
メタルジグは基本的に鉛からできており、きらきらと輝くボディで魚に存在をアピールします。
非常にさまざまな種類のメタルジグがあり、形状や色、素材などが一つずつ違います。
海のコンディションに応じて使い分けることで釣果を向上させることができます!
ジグの形状
形状は細長いものから楕円型の平たいものまでさまざまです。
ブリジギングでは主に細身のメタルジグを用いることが多いです。
ブリの生息地域は潮の流れが速いことが多いため、仮に水の抵抗を受けやすい、平たい形状のメタルジグを使うと、着底が困難になり、魚にアピールできるチャンスを失ってしまいます。
したがって細身のメタルジグを使用することで「確実に底を取れる」ようにしてヒットチャンスを生み出すことが可能になるのです。
また細身のメタルジグはジャークの抵抗が小さいので、抵抗の大きいものより、身体が疲れずにアクションし続けることができます。
一方で潮が止まっている時間や、流れが弱い場合は、ゆっくりなフォールで魚にジグをアピールできますので平たい面のあるジグが有効になります
寒ブリジギングのジグウェイト
水深や潮の早さにもよりますが150g~250gまでがよく使うウェイトです。遊漁船でのジギングですとライン同士が、絡み合うお祭りをしないように「重さ」を指定されている場合もあります。
ライントラブルは釣果を下げますので、船長さんにジグウェイトを事前に確認しておくとよいでしょう
セミロング~ロングタイプが基本
冬のブリは回遊層が深く、フォール時間を長く取れるロング系ジグが効果的です。
特にセミロングタイプは操作性とアピール力のバランスが良く、潮流が速いエリアでも使いやすいのが特徴です。フォール中のヒラ打ちやスライドが、鈍った寒ブリの食欲を刺激します。
センターバランス設計を重視
センターバランスジグは、水平姿勢を保ちながらゆらゆらと沈下するため、自然なベイトの動きを再現できます。とくにベイトが小型のときや、潮が緩い状況では強い効果を発揮します。アクションが控えめでもしっかりアピールできるため、低活性時の切り札的存在です。
鉄・アルミ素材も効果的
近年は、鉄製やアルミ素材を採用したジグも人気です。鉄は比重が高く、スピーディにボトムを取れる点が強み。一方、アルミは軽量でゆっくりと漂うため、よりナチュラルな誘いが可能です。状況に応じて素材を使い分けることで、釣果の安定性がぐっと高まります。
メタルジグのカラー
カラーは海面の色によって変えるのがおすすめです。
澄み潮なら定番のブルーシルバー、ピンク、シルバー等のナチュラルカラーを選択。また濁りが入っている場合なら、グロー(蓄光)が入ったカラーやレッドゴールドなどもよいでしょう
潮が濁っているかどうか?は見分けがつかない場合もあります。船長さんは毎日海をみているので潮の状況をヒアリングしてみると丁寧に教えてくれます。
またその日のベイトの寄ってもカラーは分かれます。イワシであればブルーシルバー系、タチウオであればロングジグのシルバーなどです。
ほんとうに寒ブリが釣れるメタルジグ7選
ネイチャーボーイズ スイムライダー
汎用性が高く、ナチュラルなスイム姿勢で漂うアクション。寒ブリ狙いにも実績多数。特に潮が早いときや二枚潮の時は大活躍するジグです
ドテラ流しに最適。潮に乗せてゆっくりドリフトさせる釣りに強く、広範囲を探れるジグです。またバーチカルでもよく釣れるエース級のジグです。潮がはやくても安心です
潮流の早いエリアでのバーチカルジギングでよく使うジグです。とにかく抵抗が少なく素早く沈下。沈下が早ければ、そこからワンピッチを誰よりも早くスタートできるので、釣果が上がりやすいです
シーファルコン 暴走スライダー
シーファルコンの「暴走スライダー」は、青物ジギングで圧倒的な存在感を放つメタルジグ。水平フォールからのスライドアクションが絶妙で、ヒラマサやブリが思わず口を使うナチュラルな誘いを演出します。潮流の変化にも強く、深場でも安定した姿勢をキープ。寒ブリにはイナズマグローが実績あり
MASHIO 菜の花ジグ
外房のヒラマサ激戦区で鍛え上げられた、MASHIO「菜の花ジグ」。斜め引きに特化した設計で、ブリやカンパチ、など多彩な魚種を魅了します。頭寄り重心とくびれボディが安定した水平姿勢を生み、ワンピッチジャークでミノーのような“食わせの横スライド”を演出します。とにかく青物ジギングに強い
シマノ オシア キングスラッシャー
シマノ「オシア キングスラッシャー」は、ブリやヒラマサなど大型青物を狙うジギングで真価を発揮するメタルジグ。独自のセンターバランス設計により、ロングスライドから水平フォールまで自在に演出。強波動ながら抜群の操作レスポンスで、深場でもしっかりと誘い切ります。シマノの専売特許「狂鱗」という塗装技術で魚に強烈なフラッシュでアピールできます。
K-flat Gummy(ガミー)
K-FLAT「Gummy(ガミー)」は、ナチュラルな“逃げ惑うベイト”を完全再現したメタルジグ。スリムボディと絶妙な重心設計により、スライドと水平フォールを高次元で両立。外房のヒラマサやワラサ、カンパチに効果的です。潮流変化でも姿勢を崩さず、ロッドワーク次第で多彩なアクションを演出できる万能ジグ
まとめ
寒ブリジギングで安定した釣果を得るには、シーズン特性を理解し、ジグの動きとバランスを最適化することが大切です。ここまでの内容を5つのポイントに整理します。
- 冬の寒ブリは活性が低く、“漂う系アクション”が最も効果的。
- ジグウェイトは、150g〜250g前後の重めジグを多用する
- セミロング〜ロングタイプのジグが、深場の攻略に有効。
- センターバランス設計や素材の違いでアクションを調整できる。
- 実績のあるジグやパターンに合わせて使い分けることで釣果が安定する。
寒ブリジギングは、ジグ操作と選び方の奥が深い釣りです。今回紹介したポイントを押さえて、冬の海で“一本勝負”のブリを手にしてください。強烈な引きと達成感は、きっと忘れられない経験になるでしょう。





















