シーバス(スズキ)は、通年釣ることのできる魚です。

また、時間帯も大きく関係なく、朝・昼・晩と1日を通して釣果が期待できます。加えて、基本的に回遊魚としてベイエリアや河口〜河川まであらゆるところに出現します。

生息区域は、北海道から九州地方までの全国各地で確認することができます。そのため、釣り初心者でも気軽に楽しめる、もっともサイズの大きな魚として有名です。

しかし、それゆえにシーバスの特性を理解する必要があったり、シーズン・ベイト(エサ)の動き・潮の流れ・釣りの時間帯などを理解する必要があったり、非常に奥深い魅力もあります。

今回は、シーバスを爆釣するためのコツやシーバスの特性などを紹介します!

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1.シーバス釣のコツ

シーバス釣りの経験が浅いと、60cm以上の「スズキ」と呼ばれるサイズの成魚を釣り上げる経験も少ないのではないでしょうか。

なかには、「一度も大物を釣ったことがないから釣ってみたい!」という方もいるでしょう。

以下では、シーバス釣りのちょっとしたコツを紹介します。

  • ルアーは最後まで巻く

狙った場所でルアーにシーバスが喰いつかなくても、最後まで巻きあげていくと、途中から追いかけてきて足元あたりで喰いつくことが多いです!

ロッドを振ってルアーやフライ等を仕掛けながら飛ばすキャストを手際よく繰り返すと、一連の流れの中で潮目などのピンポイントで釣ることができます。

  • 満潮前後を狙う!(シーバスを含めた海水魚は満潮前後が釣れる)

シーバス釣りに限らず満潮前後は、月の満ち欠けの関係で潮が上下します。各魚たちも、浮き袋の関係から活発に動きはじめるので釣具ショップなどで潮見表をもらっておきましょう!

  • シーバス釣りを上手におこなうコツは「ロッドを立てる!」

ロッドが大きくしなると「折れるのではないか?」と不安になります。ですが、しなっている(ロッドを立てる)のが、逆に「ロッドが1番切れにくい状態」なのです。

シーバスは一般的な魚の倍以上のサイズがあるため、アタリの感触もかなり大きいのが特徴。ロッドが切れるのを怖がってラインを一直線にする(のされる)と、「ロッドが1番切れやすい状態」になってしまうため、注意しましょう。

  • 海で釣る場合は、岸沿いも見逃さない

シーバスは、デイゲームなどの明るい時間帯は警戒心が強いため、物影に隠れていることがあります。

シーバス釣りをするときは、岸沿いなどの足元に潜んでいないかも意識もしてみてください!同じ物影を好むメバルやカサゴを狙っているはずが、シーバスが釣れてしまった...ということもあります。

沖を狙うアングラーも多いですが、回遊魚だということを考慮すると岸沿いも一級ポイントです。併せて、潮の流れやベイトの動きも同時に意識すると、釣果率はグッと高まります。

2.シーバスの習性

シーバスは日本でスズキと呼ばれており、スズキ目スズキ亜目スズキ科スズキ属に分類されます。

上質な脂が乗る「夏場が旬」だといわれていて、昔は高級魚としても扱われていた歴史を持つ、日本でも親しみのある魚です。

生息域も、北海道〜九州地方まで全国の沿岸エリア・河川エリアなどに幅広く生息。年間を通してどのシーズンでも釣ることが可能で、特に、小魚であるベイトフィッシュが多くなる春、産卵準備に入る秋口が多く釣れるシーズンです。

ハニースポット(よく釣れるエリア)も多く、都市近郊の運河・河川・漁港などで釣ることができます。ベイトパターン(シーバスに好まれるエサ)が多く潜む砂浜・石浜・磯・干潟なども、多くのアングラーから人気を集めるスポットです。

基本的には夜行性であることから、シーバス釣りは夕マズメ以降が主流とされています。しかし、ベイトの動きや潮の流れ、シーズンによるシーバスの回遊コースを押さえていれば、フィールド・時間帯問わずに釣ることができます。

3.シーバス釣りの注意点

シーバス釣りは、気軽に楽しむことのできるゲームとして人気です。

しかし、「気軽=安心・安全」というわけではありません。

最低限のルールやマナーを守りながらおこないましょう!

以下からは、シーバス釣りの注意点を紹介します。

3−1.立入禁止区域には入らない

河川付近や、都市部に近い港湾部の立入禁止区域の多くには、立ち入り禁止フェンスが設置されていたり看板が取り付けられていたりします。

また、都市部・地方河川部でも立ち入り区域の場合は、企業敷地内であることが多いです。そのような場所では、絶対に釣りをしないようにしてください。

3−2.河川の遊漁料を確認

シーバス釣りを河川フィールドでおこなう場合は、エリアによっては「遊漁料」が発生するので、地元釣具店などに事前確認をしておくことが大切です。

そのほか、地域によっては禁漁区域・漁業禁止期間なども決められていることがあるので、併せて確認しておく必要があります。

3−3.天候や海況・川の状況に注意

河川フィールド・ベイフィールドに限らず、釣行前には天気予報を確認。雨・風の状況を確認してから出かけましょう。天気が悪い場合は、無理せずにシーバス釣りは諦めてください。

悪天候時に無理して釣行すると、河川の増水や漁港での高波で水難事故に遭う危険性が高くなってしまいます。天候チェックも、アングラー(釣り人)にとっての大事な作業の1つだということを覚えておいてください。

4.シーバス釣りのおすすめポイント:まとめ

シーバス釣りでは、

  • ルアーを最後まで巻き上げる!
  • 満潮前後を意識して狙う
  • 大きなアタリがあったら「ロッドを立てる!」ことを意識
  • ベイエリアでのシーバス釣りは「岸沿い」も見逃さない

上記のポイントを意識すると、シーバス釣りの釣果を上げることができます。

シーバスは、回遊魚なので季節や時間帯、ベイトの動きなどに応じてフィールドを変えることで時間帯を問わずに年間を通じて釣ることができる魚です。

気軽に釣ることのできる大型魚なので、シーバスの特性や釣りのルール・マナーをしっかりと押さえて、ぜひ爆釣りを目指してください! 

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