
11月後半になり、いよいよ寒ブリシーズンが本格化します。ブリや大型青物を狙うジギングで欠かせない存在といえば、ネイチャーボーイズが販売する「鉄ジグ」です。しかし、鉄ジグは種類が多く、それぞれのモデルがどんな状況に向いているのか判断しにくいという声は少なくありません。性能自体は非常に高いものの、形状や重心の違いが細かく、使い分けを理解しないと本来の力を引き出しにくい側面もあります。
そこで本記事では、ネイチャーボーイズの主要モデルを「動かして誘うスイム系」「落として食わせるフォール系」「深場特化のディープ系」に整理し、それぞれの特徴と使い分けの基準を青物ジギングに焦点を当てて体系的にまとめました。
目次
ネイチャーボーイズ 鉄ジグの特徴と選択基準
ネイチャーボーイズの鉄ジグは形状と比重によるアクションの変化が明確で、青物ジギングとの相性が良い特徴があります。潮の速さやベイトの質に合わせてモデルを変えることで、釣果の差が出やすい点も魅力です。この章では基本性能を整理し、後半のモデル別の解説を進めますので是非読んでください
鉄ジグが青物(ブリ・ヒラマサ)に強い理由
鉄ジグは比重が高いためタナまで速く沈み、潮の影響も受けにくい特性があります。青物は回遊しながらベイトを追うため、ジグが遅いと見切られやすくなりますが、鉄ジグなら直線的なフォールで素早く接近できます。さらに、しゃくり上げた際の鋭いスライドやダートが捕食本能を刺激しやすく、ブリやワラサなどの反応を引き出しやすい点も特徴です。潮流が強い状況でも姿勢が安定し、操作性が落ちないことも青物に強い理由です。
ネイチャーボーイズ 鉄ジグが支持される性能
ネイチャーボーイズの鉄ジグは、重心位置やエッジ形状まで細かく設計されています。スイム系は直進性とスライド幅のバランスが良く、安定して狙いのアクションが出せます。一方、フォール系ではヒラヒラとした落下や自転しながらのフォールなど、食わせの間を作りやすい特徴を持ちます。これらのアクションが再現性高く出るため、初心者でも扱いやすく、状況が変わっても迷いにくいのが大きな強みです。
使い分けの判断基準(潮・ベイト・水深・船の流し方)
鉄ジグの使い分けは、潮の速さ・水深・ベイトサイズ・船の drift 特性が判断基準になります。潮が速いときは直進性のある細身のモデルが有利で、タナまで素早く落とせます。逆に潮が緩いときはフォールで誘いを入れるモデルが効果的です。イワシベイトならスイム系のスライドが効き、イカベイトのときはフォールアクションが強いジグが向きます。船が早く流れるときは重めを選ぶなど、環境に合わせた調整が重要です。
鉄ジグ スイムライダー系の使い分け(スイムライダー/ショート/スイムバード)
スイム系の鉄ジグは横方向の動きやスライド幅によって性格が変わります。各モデルの特徴を理解すると、青物の活性や潮の効き具合に合わせた最適な選択が可能です。ここでは汎用性の高いモデルから、特化型まで使い分けの軸を整理します。
| 大分類 | モデル名(リンク) | 形状・重心 | 主なアクション | 得意な状況 |
|---|---|---|---|---|
| スイム系 | スイムライダー | 細身・センターバランス | 直進性+高速スライド | 潮が速い/広範囲サーチ/イワシ・サバ/中〜深場 |
| スイム系 | スイムライダーショート | 短め・浮遊感あり | 細かいダート/扱いやすい操作性 | 潮が緩い/ベイト小さい/渋い状況/二枚潮 |
| スイム系 | スイムバード | 幅広・強アピール | ワイドスライド | リアクション狙い/ベイト大きい/活性高い日 |
| フォール系 | ウィグルライダー | 細身・センターバランス | 自転フォール+揺らぎ | 食い渋り/イカベイト/潮緩い/中層攻略 |
| フォール系 | カレントライダー | 幅広・浮遊感強め | 強いフォール波動 | 中層の待ちの釣り/潮がほどよく動く日 |
| フォール系 | スピンライダーディープ | 細身・高比重 | メリハリあるフォール/スローピッチ対応 | 深場(150〜200m)/潮緩い深場/タナ広い |
| ディープ系 | ディープロバー | 細身・高比重・直線落下 | 速い沈下/直線フォール | 深場/二枚潮/タナが深いとき |
スイムライダー 高速ダートとスライドが効く状況
スイムライダーは直線的なフォルムと重心バランスにより、軽い力で鋭いスライドを出しやすい設計です。高速巻きでも姿勢が安定しやすく、青物が速い動きに反応する状況で強さを発揮します。回遊性が高いブリやワラサには特に相性が良く、潮がしっかり動いている場面では選択肢の上位に入るジグです。深場でもスムーズに沈みやすく、テンポよく探りたいときにも向いています。
スイムライダーショート 小回り・浮遊感で食わせる場面
ショートモデルは小さなロッド操作でも機敏に反応し、小回りの効く動きを出せます。ボディが短い分だけ浮遊感があり、食わせの間を作りやすい点も特徴です。潮が緩いときやベイトが小さく青物の食いが渋い場面で効果的で、スライドよりも細かい誘いが必要な状況で役立ちます。船が二枚潮に入りジグが暴れやすい状況でも扱いやすく、操作性の高さが魅力です。
スイムバード 圧倒的な競争ダートが活きるパターン
スイムバードはワイドなダート幅が特徴で、強烈な横の動きを出せます。青物が広範囲を回遊しているときや、リアクションバイトを狙いたい場面で効果的です。ベイトが大きめで速い動きに反応しやすい状況ではスイムバードの派手なアクションがハマります。ややテクニカルではありますが、動かす幅を調整すれば安定して効果的な誘いを出せます。
スイム系の選択基準(どれをいつ使う?)
スイム系はスライド幅と沈下速度で使い分けます。速い潮ならスイムライダーで素早く探り、食いが渋い場面ならショートで細かな誘いを入れます。リアクション狙いのときはスイムバードのワイドスライドが有効です。ベイトサイズが大きいときはアピール強め、小さいときはショートで小粒なアクションといった具合に状況で選びます。
フォール系鉄ジグの使い分け(ウィグル/カレント/スピンライダー)
フォールアクションは青物の食い渋りに効果があり、状況に応じた落とし方の違いが釣果の分岐点になります。ここではフォールに特化したモデルの特徴を整理します。
ウィグルライダー 自転フォールで喰わせる状況
ウィグルライダーは落下中に自転するような動きを見せ、フォールでの喰わせに特化しています。青物の活性が低いときや、イカベイトを意識しているときに強い効果を発揮します。アピールは控えめながらも落ち方が自然で、見切られにくい点が魅力です。潮が緩くスイム系が動きすぎる場面では、ウィグルの「落として誘う」戦略が有効になります。
カレントライダー 浮遊感と強波動が活きる場面
カレントライダーはやや幅広のボディによる浮遊感が特徴で、フォール中に大きめの揺らぎが出ます。強波動系のフォールアクションは、青物が中層で待ち構えるような場面で特に有効です。潮がある程度動いている状況でアピールを増やしたいときにも向いており、誘いの幅を出したいときに活躍します。
スピンライダーディープ スローピッチ対応で優位になる場面
スピンライダーディープは比重と形状により、スローピッチジャークでもメリハリのあるアクションが出せます。深場の攻略に強く、フォールでしっかり間を作れるため青物が追い切れない場面でも食わせやすい点が特徴です。潮が緩い深場やタナが広い状況で、じっくり探りたいときに適しています。
フォール特化型の選び分けの基準
フォール系は「落ち方」と「アピール量」で選びます。控えめで自然なフォールならウィグルライダー強波動でアピールしたいならカレントライダー、深場で間を作りたいならスピンディープが適しています。潮の速さや魚の追い方に応じて、落ち方を変えることで釣果が安定しやすくなります。
ディープロバーの役割と出しどころ
ディープロバーは深場攻略に特化したモデルで、比重と形状によって直線的にタナへ落としやすい設計です。青物が深場に固まっている状況や、潮が複雑でジグが流されやすい場面で効果を発揮します。重さに対して引き抵抗が比較的軽く、長時間の探りでも疲れにくい点も利点です。深場で手返しを重視したいときや、反応が底に集中している場面では有力な選択肢になります。
青物ジギングでの状況別使い分け(ブリ・ワラサ・ヒラマサ対応)
状況によって有効なモデルが変わるため、環境に合った選択が釣果を左右します。この章では青物が反応しやすい条件に合わせた使い分けを紹介します。
潮が速いときの最適な鉄ジグ
潮が速いときは直進性が高い細身モデルが有利で、スイムライダーが第一候補になります。タナまで素早く沈められ、ドリフト中でも安定した姿勢を保ちやすい点が強みです。スイムバードも速い誘いが効く場面では有効ですが、沈下速度を重視するならスイムライダーが扱いやすくなります。
潮が緩い・二枚潮のときに使う鉄ジグ
潮が緩いときはフォールで誘えるモデルが強く、ウィグルライダーやカレントライダーが活躍します。二枚潮ではジグが動きすぎるとラインが取られやすいため、浮遊感や自然な落下で誘えるモデルが有効です。ショート系も操作性が良く、暴れにくいためこうした状況に向いています。
イワシ・サバ・イカなどベイト別の鉄ジグ選び方
イワシやサバベイトならスイムライダーのスライドアクションが効きやすく、広範囲を探る釣りに向きます。イカベイトのときはフォールの間で食わせやすいウィグルやカレントが有効です。ベイトが大きい場合はスイムバードの派手なアクションが反応を引き出しやすく、逆にベイトが小さい場合はショートで小粒な動きを合わせやすくなります。
おすすめの鉄ジグ重量・カラー選び
重量とカラーは状況判断の中でも大きな要素で、正しく選ぶことで釣果に直結します。この章では青物ジギングの標準を整理します。
鉄ジグウェイトの選び方:60m・100m・150m・200m
60m前後では120g〜150g、100m前後では150g〜200gが基準になります。150mなら200g〜250g、200mでは250g〜300g以上が扱いやすい重さです。潮が速いときは一段重く、潮が緩いときは軽めにするなど、状況に合わせて調整します。タナへ素早く届けることを優先すれば操作性も上がります。
鉄ジグカラー選択 青物に強い定番とパターン別ローテーション
青物に強い定番色はブルピン・シルバー・ゼブラグローの3つです。澄潮ならシルバー、濁り潮ならブルピン、朝夕の光量が少ない時間帯や深場ではゼブラグローが効きやすい傾向があります。ベイトが小さいときは地味め、大きいときは派手めを意識するとローテの軸が作れます。
まず揃えるべきネイチャーボーイズ 鉄ジグ3本
基本セットとしては、スイムライダー・スイムライダーショート・ウィグルライダーの3本が扱いやすく、幅広い状況に対応できます。潮の速さやベイトの違いに合わせた調整がしやすく、迷いにくい構成になります。まずはこの3本で釣りの感覚を掴むと、次の選択肢が広がります。
まとめ
ネイチャーボーイズの鉄ジグはモデルごとのアクション差が明確
スイム系は横の動き、フォール系は落ち方で使い分ける
潮の速さとベイトサイズが最も大きな選択基準になる
深場や潮が速い状況では比重の高いモデルが有利
初心者はスイムショートを中心に3本揃えると迷いにくい
鉄ジグの特性を理解すると、青物ジギングは一段と面白くなります。まずは本記事で紹介した使い分けを試し、状況判断の引き出しを増やしてみてください。釣果の安定に大きく近づきます。
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